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Chicago Tap Festival

 
 


今年もシカゴタップフェスティバルにゲスト講師、ソロパフォーマーとして招いて頂き、7/28-8/7渡米しました。

そして今年は私と主催者レーン・アレキサンダーとで選抜した4名の日本人奨学生、ポリ・金子真弓(ヒグチスタジオ)・ナナ(冨田スタジオ)・米澤一平と、レーン来日時に私をサポートした働きに対し特別にARTNより未佳と森田洋介を優待生として参加させてもらいました(最後に皆さんのレポートが載っています)。
皆が素晴らしかったので、来年も奨学生を送れる事になりました。
そして他にも日本から生徒さん数名が自主参加しました。

講師陣はDr.ジミー・スライド、ダイアン・ウォーカー、ハロルド・クローマー、デリック・グラント、ジェイソン・サムエルズ・スミス、ドーメシア・サンバリー・エドワード、ロクサン・バタフライ、サム・ウェバー、バッカーリ・ウィルダー等、すごいメンバーでした。こんな中で教えたり、舞台に立つ事ができるのはとても光栄ですが、すごいプレッシャーで、緊張と興奮の連続でした。

今回最大のNEWSは新ARTN TAPDANCE STUDIOのボード オブ オーナー(日本でいうと監修みたいな)にダイアンがなってくれました!ダイアンがARTNをサポートしていると言う意味です。すごい名誉なことです。感謝!!
 
 
 
7/29(日) 今日はオフです。今年は1日早いスケジュールの航空券が送られてきたので、思わぬ休日ができました。
日本から来たメンバーにエバンストンの街とミシガン湖を案内し散歩しました。
 
 
 
 
7/30(月) 初日の夜のビーチバーベキューPARTY

ロクサンと久しぶりに再会。
 
 
 
 
ポリと台湾の生徒達。
左からイー・ロン、ポリ、コン、ポンポン
なんだかパンダの名前みたい(爆)
 
 
 
 
7年来の友達のリアと。
彼女はLA在住で、ダイアンのアシスタントをしてます
 
 
素晴らしいタップダンサーで友達のサラ。
彼女もLAの子です。
すごい足持ってるし、めっちゃ踊れます。

舞台ではミラーブラザーズのクラシカルピースを踊りました。
素敵でした。
 
 
 
 
バーベキューもそろそろお開き。
左からカナダの生徒、デリック、シカゴの生徒、ロクサン、ジェイソン、バッカーリ、ポリ、ダイアン、私。
 
 
 
 
フェスティバル会場のノースウェスタン大学。
すごい良い環境です。
7/30-8/2は4日間のコースメニューです。
 
 
朝9:00~サムの上級コースを取りました。
リズムが複雑で頭を使いました。
一緒に受けたARTNの生徒さんと。

左よりてんまりちゃん、私、サム、なつきちゃん。
 
 
 
 
 
10:30~私の教えのクラス。
 
 
 
 
 
WSクラスを受けてくれたメンバー
 
 
 
12:00~ドーメシアのプロコースを取りました。
すごいフラッシュな技術の連続で、足がもげそうでした(笑)
生徒も若い子ばっかりで、多分私が最年長(笑)。
体力的にきつかったけど、すごく面白かった。
 
 
 
 
ドーメシア出演の映画「The Rise and Fall of Miss Thang」のポスター。日本にくるかな~?
 
 
 
13:30~ダイアンの中級コースを取りました。
ダイアンのステップは美しい音色と心地よいリズムで
大好き! 深い大切な事もたくさん教えてもらえます

左からなつきちゃん、てんまりちゃん、ダイアン、ナナちゃん、私。
 
 
 
ホテルのロビーでマスターのハロルド・クローマーと

かたことの日本語で「いちばん ともだち~」っていつも暖かく迎えてくれます。
 
ハロルドのクラス。
サラがアシスタントしてます。
この2人の関係が素敵です。

私はクラスに遊びにくるように言われて、
何回か遊びにいかせてもらいました。

日本のメンバーも皆受けてくれてよかったです。
数少ないマスターおじいちゃんの1人ですからね。
 
 
 
 
日本人と台湾人でJAMってます。
これからカッティングコンテストが行われます。
カッティングコンテストとは、インプロでのトーナメント。決められた小節数に沿って、タイムキープをきちん
しながら、どちらがルールに忠実に踊るかを競うもの。間違って小節数より長く踊った相手を割って入って
止めることから、「カッティング」と呼ばれている。

チャンレンジが流行った時代、競技化して人間関係がさつばつとしてしまった事で、アンチコンテストの声も多い中、音楽の勉強と敬意をあらわす事を学ぶため、ジェイソンがLAで始めたもの。

なんと最後に残った3人が日本人の3人。
そして決勝はポリとナナで、優勝はポリの手に。
賞金は$100!! 日本万歳!!!誇らしかったです。
 
 
 
 
日本人の皆で祝杯!賞金でご馳走になりました。
大阪からオガッチと延命寺君もJoin。
 
8/3 今日から単発ワークショップです。
私は3時間半クラス1本と、80分クラスを2本教えました。夜は毎晩ショーが行われます。

まずは二コールのバスター・ブラウン継承クラスを受けました。彼女とは5年ぶりくらいにあいました。
バスターの「ローラ」をやりました。このピースは知っているのですが、彼女のバージョンはちょっと違うので興味があり取ってみました。
 
 
二コールクラスの後、私のヘンリー継承クラスでした。
3時間半クラスだし、きついヘンリーだし、生徒も私もクッタクタ・・・。 40名満員のクラスだったんですが、リタイア者も続出(笑)

ミネアポリスのARTNフレンド校からステファニーと
デボラが受けにきてくれました。
 
 
 
 
ミネアポリスのハートビートスタジオのデボラと。
又来年の1月の舞台にダイアンと招待されています
 
 
 
 
8/4 ジミーがシカゴ入りしてくれました!!
そばにいるだけで幸せ~。
明日はジミーと一緒に舞台出演します。
 
 
 
 
夜レストランでは、連日宴会でした。大人はワインを楽しみ、若者はJAMを楽しむ。
そんな中9才のJAMに飛び入り。この子供がすごがったです。西にいけば映画に、東に行けばブロードウェイに出れる子だと、絶賛されていました。
8/5(日) 1クラス教え、ジミーのクラスを取り、リハーサルで本番とタイトなスケジュールでした。

3日間のショーは毎晩誰からがトリビュートされる舞台で、講師陣が分かれて出演していました。
初日はハロルドの日、2日目はスキップ・カニングハムの日。そして最終日の今日はジミーの日です。
そして今日は私もソロパフォーマーとして出演。
ジミーやダイアンや出演者が袖で見守る中、ドッキドキでした。でもミュージシャンも素晴らしいメンバーだったので、心地よかったです。
 
 
 
打ち上げPARTYにて出演者と。
後列左よりバッカーリ、ジミー・ペインJr、私、レジオ、ロクサン、ロッキー、デリック、ジミー、ダイアン。
前列左よりジョージ・パターソン、LaneのカンパニーBAMのメンバー4名。
 
 
 
 
VIP PARTYにて。
左より私、スポンサーの方、デリック、ロクサン、レーン、ダイアン、ボードの1人。
 
 
 
 
 
ジミーのお世話をしてるタップダンサー ロッキー・メンドス。
PARTYでジミーに一言って言うとジミーはただ一言「LOVE」って。

クラスでは楽しめるために練習しなさい。リズムを歌いなさいって指導でした。

正しいスラップを40分とか、徹底的に基本でした。

We all love Jimmy.
私のメンター ダイアンと。
今回、スタジオのボードのなりたいって言ってくださったこと、そしてブラック&ブルー パリ公演のDVDを特別に私のために作ってきてくれました。
なぜならパリ公演は全てヘンリーの振付だったのだそうです。
(ブロードウェイは3名の振付師が入りました)

いつも本当に仲良くしてくださって、本当に光栄です。感謝の一言につきます。今度はハワイで会える予定です。
ARTNのみんなによろしくってメッセージをもらいました。
 
 
以下、奨学生の感想文

初日のレッスンはドキドキ。外人には「ぜってー負けねー」と思って挑んだ。
でもレッスンを受けていくうちに、そんな固さも徐々にほぐれて本当にタップを楽しむ事が出来た2週間。最高の2週間だった。
英語は分かんなかったけど、あの雰囲気の中に自分が居られた事が最高に幸せだった。ダイアンのおしゃべり、サムの歩き方、デリックのくさいTシャツ、ロクサンの眠くなるストレッチ、ハロルドの日本語、バッカリの早朝レッスン、みすみ先生の英語でのレッスン、ドーメイシャはちょっと怖かった(笑)
とにかく全部がサイコー!!
最後の3日間のショー。アメリカのタップ界は本当に素晴らしいと思った。
みんなが家族。みんなが認め合っていて凄く強い絆が見えた。
これからの日本のタップ界もそんな素晴らしい絆が見えるようにしたいと思った。
みすみ先生・レーン・ダイアン・デリック・ドメイシャ・ロクサン・ハロルド・ジミー・バッカリ・ミシェル・サムetc・
・・ 色んなtapdancerに出会えて、色んなtapdancerのショーを見ることが出来て、今までの何倍もtapが好きになった。
日本に帰って来た今、また色々な事に追われている。でも、教えやレッスン、リハーサルの時、本当にtapが楽しいと感じる事が出来る。こんな貴重な経験を与えてくれたみすみ先生とレーンに感謝。
頑張ってねと送り出してくれたみんなに感謝。
今回自分が参加させてもらったシカゴタップフェスティバルはとても充実のある2週間でした。
現在タップを第一線で踏んでいる講師陣のクラスを色んな国のやつが集まって一緒にクラスを受ける経験はなかなか出来ないことだと思う。 自分はとにかく振りを覚えるのが苦手なのだが、周りのみんなはとにかく振り覚えがはやい。負けたくない 気持ちで 頑張った。楽しいことばかりでは なく悔しいと思う場面が多々あった。でもそんな経験ができてよかったと思う。もっと上手くなりたいと感じた。
3日間の講師陣のタップショーは本当に見れて良かった。言葉では言い表せないが(語彙が足りないから)本当に良かった。アメリカの凄さを知りました。
でも同時に日本人も全く引けをとらないと感じました。アメリカでの経験を生かして これからさらに精進します。
ありがとうございました。
今回シカゴに行って、マスタールーティーンや講師独自のステップなど様々学ぶことが出来ました。
ステップや音色もさることながら、ムーブメントもとても大切にしていて、とても勉強になりました。
どの講師の方々も音が綺麗で、生で聴けただけでも貴重な体験な気がします。またスタイルは違ってもみな、楽しんでやりなさい。と言うこと、リスペクトをレッスン内外問わず様々なところで感じ、リスペクトすることが普通に浸透しているのだな。と思いました。
また、講師の方々とレッスン時間外でも話す機会があり、いろいろお話しも聞け貴重な時間を過ごすことができました。今回奨学生として行かせてもらい、レーンをはじめシカゴのスタッフの方々には多大なるサポートを頂き感謝の気持ちでいっぱいです。 また奨学生として行かせてくれたみすみ先生にも感謝です。
最後に、休憩の合間にやっていた国境を超えたインプロや、英語が話せず上手く会話が出来ないのに、クラスでのステップを聞きたいため、教えたいため、話せない英語が口から出るTAPの力って凄いって思いました!!
今回は文章ではとても表現できないくらいの良い経験ができたと思います。
まず感じたことはやはり、アメリカはリスペクトにより縦も横も本当にしっかり繋がっているということです。基本的に相手を認める、という所から関係がスタートするので、言葉は通じなくてもタップという媒体を使って充分にコミュニケーションがとれたと思います。
そういう意味で、ダイアンもハロルドもスキルがどうとか言う前に、その人間性の素晴らしさにまず感動しました。 だから変な話、今回二週間タップ抜きのただの交流会でも充分いい経験ができたと思います(笑)
次にタップの事で言うと、いろんな意味で、各レッスンともとても勉強になったし、後半のショーケースも非常にシンプルな構成で素晴らしかったし(特にハロルドが最高でした)、本当にいいものが間近で見れたと思います。自分に対する総評としては、楽しいようで楽しくないような非常に複雑な気持ちでした。かなり沢山のレッスンを受けましたが、基礎なども含め、いかに自分がきちんとできないかを思い知らされました。
基本的にアメリカにはアメリカの独特なグルーヴ感や進行の仕方があるので、慣れるまでには時間がかなりかかりました。というか実は慣れないまま、消化不良のまま帰ってきた感じは否めません(笑)
でもそれは今から日本で少しずつ消化していけばいいと思っています。
あとは向こうで習ったハロルドやリオンやバスターやエディーの振りを日本で伝えていこうと思います。
あれはただの振りではなくて、先にも述べましたが、まずその人の人間性や感性が基盤となって構築されているものなので、それが詰め込まれたステップそのものが歴史でありアメリカタップ界の文化だと思います。
ハロルドにも日本でやってくれと言われた以上、もうやらないわけにはいきません(笑)
シカゴ自体とてもいい町で、湖は綺麗だし(しかもでかい)、普通に道にリスがいるし、会計の時お金が足りなかったら何故か店員自ら出してくれるし、バーガーキングは最高だし、フェスティバルをやる環境としてはよかったと思います。毎日続くハンバーガーやピザの問題さえ解決できれば住んでみたいな、と思いました。
今回お世話になったレーン、みすみさん、BASEMENTさんには本当に感謝しています。ありがとうございました。
今回のタップフェスティバルでは本当に貴重な体験をさせてもらい、とても勉強になりました。
一番印象的だったのが、マスター達と若いタップダンサー達との人間関係でした。お互いが本当に信頼し合っていて、相手を尊重しているのが分かり、それはとても素晴らしい事だと思いました。日本のタップ界ではまだこの関係がうすく、今後作っていかなくてはいけない事だと思いました。
あと、スカラシップならではのレッスン受け放題は本当にうれしいことで、普段では滅多に受けることのできないタップマスター達のクラスをたくさん受けることができました。この学んできたことを練習して自分のものにし、さらにこれからのタップダンサー達に伝えていきたいと思います。
また、最後の三日間にあったショーでも貴重なものをたくさん見せてもらいました。このような機会を与えていただけなかったら見ることは出来なかったのでは…と思うと、絶対に忘れてはいけない!一生の思い出となりました。
文化の違いなど日本と違う所はたくさんあるけれど、良い所は残しつつ見習う所は素直に取り入れ、今まで以上に活気のある素敵なタップ界を作っていけたらと思います。
まず、今回の特別なサポートと援助をくださったレーン・アレキサンダー氏とみすみゆきこ先生に心から感謝します。
さて、今回のようなタップが目的の渡米は私自身には初めての経験でした。言ってみれば全く未知の領域です。緊張とともに押さえきれないくらいの期待を持って旅立ちました。
私はフェスティバルの前の週にあったインテンシブという、一日にサム・ウェバー、ダイアン・ウォーカー、デリック・グラントの三人のマスターがそれぞれ2時間のクラスを月曜~金曜までの5日間というクラスを受けました。クラスを受ける時はいつも通り、「よく見て聞いて感じて考える!」を心掛けました。
インテンシブはシカゴのダウンタウンにある文化センターのような建物の中の一室に板を敷き行われたのですが、部屋はガラス張りで廊下からは丸見えで鏡もなしというとてもオープンな場所でした。通りすがりの人が立ち止まって見物していたり、ダイアンのクラスの時には、昔シカゴで活躍していたという90歳のダンサーが入ってきて話をしてくれたり…
一番感銘を受けたのはその開かれた空気感な気がします。来るものを快く受け入れ、与えることに惜しみ無いマスター達からは本当に包まれそうな空気を感じました。 そんな中でタップをするとこちらもなんだか大きな心でタップが出来た気がしました。(出来ないステップはキリキリしましたが…)
生徒も日本、台湾、中国、カナダ、ブラジル、チェコスロバキア、メキシコ、アメリカなど…各地から来ていて、みんながみんなタップをしにここに集まっているのかと思うとそれだけで仲良くなれそうな気がしました(笑)
生徒さん達の空気も、しゃかりきというわけでもなく、みんなマイペース。それがまた気持ちが良かったです。
また、たった5日間でしたが様々なスタイルのタップを習い、見る事が出来ました。今まで意識せずに、こうじゃなきゃいけない!と思っていたような観念が見事にぶち壊された気がします。みんな本当に素敵でした。
そして何よりマスター達の踊る姿、奏でる音の深さはとても言葉になりません。あの場に居られた事がそのまま財産になるでしょう。本当に貴重な体験をさせて頂きました。
これからの私自身に活かせるよう、心にしっかりしまっておこうと思います。
また、普段近くにいても中々機会がない日本人同士でタップの話を出来たのがとても嬉しかったです。
技術とともに、精神的にも多く学ぶ事が出来た5日間でした。自己でも消化しつつ、それらをより多くの人に伝えられるようこれからも精進します。
ありがとうございました!!!
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