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New York ~ Las Vegas

 
 

5/24-6/3 NY & Las Vegas へ行きました。今回NYはBASEMENTの仕事の通訳として同行、そしてNational Tap Dance DayでHenry Tributeがあると噂を聞いたのもあり、又Las Vegasは恩師であるHenry LeTang氏が4/26に他界されましたが、出席したかった告別式には、GWの最中飛行機がとれず行けなかったので、Las Vegasのご自宅にもお参りに行きたいと思い渡米しました。

4月に夢にHenryが何度か出て来て、スタジオに遊びに来たりしたので、「会いに行かないと」って思ってた矢先の訃報でした。遠く離れ何も出来ない自分にもんもんとしていたので、気持ちが少し落ち着きました。そして日本の皆様からお預りしたヘンリー基金$600をお渡ししました。ご協力くださった、BASEMENT、ペンサコーラ、Tap Maniac15にご参加下さった生徒さん、YM TAP STUDIO、ARTNの皆さん、ありがとうございました。
この基金はヘンリー氏の知的遺産の保護とタップの発展のために使用されます。
 
 
 
 
 
5/24 NY着
 
 
 
5/25 朝早くカペチオの車がお迎えに来てニュージャージーにある靴工場へ。
カペチオとの商談の通訳として同行。
ここは2度目ですが、前回は大雪だったので景色が違って見えました。
 
 
 
 
今の社長は3代目なんだそう。
看板も歴史があります。
 
 
 
 
タップシューズを作ってる場所。
アメリカ製のK360はほとんどがBASEMENT行き
だそうだ。
 
 
1つ1つの工程は全て手作業。
だから靴全部違う顔があるし、違う音がでるんだ。
高価な訳だなって思った。
BASEMENTの注文は、1ミリ単位の細かいもので、
日本のタップダンサーの為にすごい細かい努力が
あるのがよくわかった。ありがたいな~
 
 
グレゴリーもよくオーダーに来たそうだ。
彼の靴の型紙やサイン。
1週間前にセビオンが来て、緑(青)の靴を
作っていったそうだ。
私も記念に特注のK360をオーダーした!
 
 
夜はニュージャージー芸術高校でセビオンが
タップデイセレブレーションをやると、ダイアン
から聞き、出かけていった。
ダイアンとジミーに会えるとルンルンしていったが、
場所がわからず大変だった。
 
 
 
 
 
会場のロビーにあったセビオンギャラリー
 
 
ジミーとダイアンがデュエットを踊り、セビオンがドラムを演奏。
そしてちょこっと座ってる子供がチェイニー
(セビオンの子供)。
なんとも暖かかった。
セビオンの奥さんにも久しぶりに会った。
 
 
 
 
 
終演後ダイアンとおしゃべり
 
 
 
 
ジミーとも再会!
少しやせちゃって心配・・・
 
 
 
 
 
舞台上で興奮気味のセビオン(ジッとしてくれません。)と
5/26 今日はタップデイと関連して行われている
ワークショップ「Traditon In Tap」に顔だした。
アビ&オファーの2人が主催していて、年2回ある。毎回誰かマスターを1人選んでトリビュートし、表彰するイベント。去年はジミーだったので参加した。
今回はハロルド・クローマー。残り少ないマスターの1人だ。
ワークショップを受け、表彰式に参加した。
WSでは「僕の振付は人生だ。振付とはそういうものだ」と言っていた。アシスタントのサラはお友達。素敵なダンサーだ。
表彰式には、バーバラやアイオデリー等、たくさんのタップダンサーが集まってきた。
ハロルドは日本にいたことがあり、よく「お元気ですか?」と大きな声で話す(笑)
 
夜イベントのショーケースを見た後、BASEMENTさんがNYに滞在する日本のタップダンサーを招いて
Dinnerをというので、私もお誘いを受け、遅れて参加した。
かず君、たか君と久々に会った。そしてNYにくるとまさと君には毎回なんだかんだと会う。
彼はNYで長くがんばってる1人だ。
そして今回は関西出身のしょうこちゃんと
若手の男の子 だいちゃんとも会って一緒に食事した。
店は「牛角」。日本の店よりお洒落だった。
 
5/27 NYのNational Tap Dance Dayのショーへ。
会場ではたくさんのタップFamilyに会った。
写真は日本人19歳コンビのあだち君とだいちゃん。
19歳でタップ留学なんて、幸せな時代になったね~。今後が楽しみ。

今年のショーの出演者は、近年にない良いメンバーだったと思う。マックス、タマンゴ、ドーメシア、セビオン、ダイアン、ジミーなど。
特に心に残ったのがドーメシアだった。
すごくきれいで、優雅だった。
 
 
 
 
Las Vegas に移動。
レンターをして友人宅へお邪魔した。
バニー・ブリッグスに再会!

実は電話番号をなくしてしまったのですが、2年前も車で行ったので、場所はなんとなく覚えていました。
だからアポとらずにだめもとで探して行きました。
「日本からあなたの生徒さんが来たわよ」ってヘルパーさんが言って、バニーが興奮して迎えてくれました。
医療付き老人ホームに1人でいる彼は寂しがりやで、行くとなかなか帰れません。今回も一緒に歌って踊って、ワイン飲んで楽しく語って4時間過ごしました。今度は着物と日本酒を持って来ると約束をし、
部屋を後にしました。寂しそうな目で見送られました。。。
最大の目的であったヘンリー氏の家へ。
アメリカではめずらしく火葬をされたのでお墓がありません。
彼の部屋がメモリアルです。
もう言葉がありませんでした。

ただちょうど入院してた頃に引越しだったそうで、
「せっかくきれいに用意していた部屋にはヘンリーは帰れなかったのよ」と娘さんが残念がってました。
最後に会ったのは2年前。その時行ったのは
何度か訪れたスタジオ付きの自宅です。

でもこの新しい部屋にも、たくさんのヘンリーの宝物がつまっていて、まるでヘンリー博物館。
てがけた仕事のポスターや、生徒さんからのサイン
入り写真、賞のトロフィーなどでいっぱいでした。
最近整理してたと言うアルバムには、私の写真と手紙もありました。

4月に夢に出て以来、日本のタップデイが終わったら会いに行こう、Tap Maniacが終わったら会いに行こうと思ってたので、悔やまれてなりません。

今回の渡米が決まった後、6/18ヘンリーの追悼
イベントがNYで行われるのが決まりました。
それに出演する為に再渡米しないといけなくなりました。
でも私のタップ人生で1番大事な渡米だと思います。
またご報告します。
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