用語は先生によって様々ですが、ここでは私がアメリカの先生方から学んだもので基礎クラスで使用する頻度の高いものをあげますね。
Onesoundグループ
タッチ・・・トウで軽くたたく。体重は乗せない
ステップ・・・トウ(ボール)に乗る
スタンプ・・・フラットフット(トウとヒール全部一緒につく)に乗る
ストンプ・・・フラットフット 体重は乗せない
パンチ・・・つま先の先端でたたく(ポイント)
ヒールドロップ・・・ヒールを落とす
ボールドロップ・・・ボールを落とす
スカフ・・・ヒールで蹴り上げる(キックとも言う)
ブラッシュ・・・トウの部分で蹴り上げる
バックブラッシュ・・・ブラッシュの逆で引く(スパンクとも言う)
チャグ・・・ボールはフロアから離さずに前にスライドさせ、一度浮かせたヒールをドロップして音を出す
ホップ・・・飛ぶ 体重移動なし(同じ足で着地)
リープ・・・飛ぶ 体重移動あり(反対の足で着地)
ピックアップ、プル・・・ジャンプする動作の足が床から離れる瞬間にスパンクが入る(力をぬいて)。
力で引く場合もありますが、私は脱力系の膝で出す方法をやっています。
※ステップやタッチをただ単にトウ、ヒールドロップやディグやスカッフをただ単にヒールと言う場合も多い。
Twosoundsグループ
シャッフル(英語ではシャホって聞こえます)・・・ブラッシュ&バックブラッシュ(力をぬいてワンアクションで行う)
スカフル(英語ではスカホって聞こえます)・・・スカフ&バックブラッシュ(力をぬいてワンアクションで行う)
ストンプル(英語ではストンポって聞こえます)・・・ストンプ&バックブラッシュ(力をぬいてワンアクションで行う)
フラップ(英語ではホラって聞こえます)・・・ブラッシュ&ステップ(力をぬいてワンアクションで行う)体重移動
スラップ(英語ではサラって聞こえます)・・・ブラッシュ&タッチ(力をぬいてワンアクションで行う)体重移動なし
※フラップとスラップは厳密に言うと体重の移動で用語が違いますが、先生により大抵どちらか1方を
使って言うことが多いです。私の感触としては、一概に言えないのですが黒人系にスラップ、白人系
にフラップが多かったです。私はヘンリー氏がフラップだったので、フラップと言う癖がついてます。ちなみにブレンダはスラップです。
バックフラップ・・・スパンク&ステップ(力をぬいてワンアクションで行う)
プルバック・・・ピックアップ&同じ足で着地
プルバックチェンジ・・・ピックアップ&反対の足で着地
プッシュフロント・・・プルバックの逆バージョン。スカフ&着地
リフ・・・タッチ&スカフ(力をぬいてワンアクションで行う)
ボールチェンジ・・・右ステップー左ステップなど、足を変えて踏み直すこと。スタンプの事もあります
パドル・・・ディグ又はスカフ&スパンク
ロール・・・ステップ&ヒールドロップ (同じステップをずっと繰り返す事もロールと言う)
Threesoundsグループ
オープンサード・・・タッチ&ヒール&スパンク(力をぬいてワンアクションで行う)
クローズサード・・・タッチ&ヒール&トウドロップ(力をぬいてワンアクションで行う)
*サードは先生によってリフル 又はスループとも言います。ダイアンはリフル、ATDO系はスループと言います。
ドローバックス・・・日本ではバックステップと耳にします。右スパンクー左ヒールドロップー右ステップバック左サイドと続けて下がっていきます
ボンバーシェ・・・左ステップー右スパンクー右ディグ(横移動していく)
Sounds音数が変化していくもの
クランプロール・・・3sounds~増えていく。ここれは4soundsクランプロール紹介。右ステップ-左ステップ-右ヒールドロップ-左ヒールドロップ
リバースクランプロール その1・・・同じくヒールディグが先行するもの。右ヒールディグ-左ヒールディグ-右トウドロップ-左トウドロップ
リバースクランプロール その2 (アラウンド・ザ・ワールドと呼ぶ)・・・右-左-左-右&左-右-右-左という交互にやるバージョン
クロール・・・3sounds~増えていく。ここでは3soundsを紹介。同じ足でステップ-ヒールドロップ-トウドロップを足を横に開いていきながら踏む(赤ちゃんのはいはいの意)
マクスフォード・・・3sounds~増えていく。一般的に5soundsがメジャー。左ステップ又はスタンプ-右シャフルー左プルバックチャンジ
リフウォーク・・・4sounds~増えていく。ここでは4soundsリフウォークを紹介。同じ足でリフ&ディグ&トウドロップ
バファロー・・・右シャフルー左リープ(左足が前にくる)
ウィング・・・外側にスライドしながらジャンプし、内側にブラッシュ&着地。厳密に言うと、片足のみで行うのをリアルウィング、片足は地についた状態で反対足がウィングするのをフェイクウィングと言います。もともと2soundsだったものが、どんどん音数増やしにチャレンジして行く若者が増え、最近7sounds達成者を目にした事があります(すごすぎ)。危険なテクニックなので、慣れるまでバーなどにつかまって練習してくださいね。
コンビネーションもの
パドル&ロール・・・ディグ(又はスカフ)-スパンク-ステップ-ヒールドロップを同じ足で。これを左右
繰り返していきます。
ワルツクロッグ・・・右ステップー左シャフルボールチェンジ (シングル、ダブル、トリプルとあります)
*シングルはステップ、ダブルはフラップ、トリプルはシャフルーステップの意味
シンシナティ・・・右スパンクーシャフルーステップ 左サイド(下がっていく)
タイムステップ・・・たくさんの種類がありますが、ここではスタンダードベーシックなシングルタイムステップ
を紹介します。右シャフルー左ホップー右ステップー左ブラッシュ&ステップー右ステップ(4&1 2&3&)
ベーシックなタイムステップは群舞のショータップでもよく見られますが、リズムタップではミュージシャンに
踊りたい曲のテンポを与えたり、グルーブを伝えるのに使用される事があります。なので自分のタイム
ステップがあってOKなのです。ベーシックもシングル、ダブル、トリプル、リバーストリプル、ダブルトリプル
シングル、ダブルトリプルダブル、ダブルトリプルトリプルなど音数が増えて変化していきます。
またタイムステップとは、6小節繰り返しのステップ&2小節ブレイクという考え方の先生もいます。
ブレイク・・・繰り返しのリズムを裏切ってくつがえしたり、足をチャンジするために使うステップのことです。
シムシャムシミー・・・1920年代に亡きDr.レオナルド・リードによってクリエイトされた32小節1コーラス
のルーティンで、世界一有名なタップのルーティンと呼ばれています。コットンクラブの名物コーラスガール
のパフォーミングよって大変に有名になりました。スウィングダンス、ヘンリーレタン、ニコラスブラザーズ、funkバージョンなど現在は様々なバージョンがあります。レオナルド自身もシムシャム2、リベンジシム
シャム等最近までクリエイトしていました。オリジナルを知っていると世界中のタップダンサーと踊れるので、知ってて得するステップです。4つのフレーズにそれぞれのステップがあります。1フレーズ目はシムシャム、2フレーズ目はプッシュビート、3フレーズ目はタックアニー、4フレーズ目はタイムステップ・ハーフブレイクと
呼ばれています。大抵2コーラス繰り返し、2回目はブレイク部分をフリースと言って全員で止まります。
最後のしめはシェイブ&ヘアカットで〆める事が多いです。
シムシャム・・・右シャフル&ステップー左同じー右シャフル&ボールチェンジ&シャフルステップ
(4&1 2&3 4&1&2&3) ちなみにシャフルの代わりにストンプルで、リズムはSwingする場合が多いです
プッシュビート・・・横にボールチェンジで移動する
タックアニー・・・左ステップ(左に出す)-右スパンク&タッチ(又はステップ)で左足によせる。これを
左右続ける
BSコーラス・・・シムシャムと同じく有名なルーティンで1920~30年代にボードビルで踊られた1コーラス
ルーティンです。コパセティッククラブが踊ったものが現在映像として残っています。これも4つのフレーズに
それぞれのステップがあり、1つ目はタイムステップ、2つ目はクロスステップ(クロスオーバーとも言います)、3つ目はバック&ウィング、4つ目はオーバー・ザ・トップス、トレンチス&シェイブ&ヘアカットでできています
クロスステップ・・・左ヒール-右シャフル&ステップ-左ブラッシュ&ステップ-右シャフル-左ヒール-
右ステップ (1&a2&3&4&1)
バック&ウィングス・・・クロッグダンスのスタイルの事を言いますが、BSでは右シャフル&ステップ-
左ブラッシュ-右ウィングス-左ステップからマクスフォード&左パンチ&ステップ(4&1 2a3&4 &1&2 3)
オーバー・ザ・トップス・・・片足の上を反対足が飛び越えるアクション。右ステップー左トウをクロスして
前に置き、スライドバックさせるー右ホップ(左足の上を飛び越える)
トレンチス・・・右スタンプからスライドバックー左リープ。左右を交互に繰り返す。上半身は前に低く屈
み、大きく手をふるフラッシュ(アクロバティック)なタップスタイル
シェイブ&ヘアカット・・・ジャンプ-ダブルプルバック-ステップ-ボールチェンジ(左右どちらでもよいし、様々なバリエーションがある