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奨学生感想(Chicago)
今回、シカゴタップフェスティバルに奨学生として参加させて 頂き、多くの貴重な事を学んできました。
レッスンの内容はと ても刺激的で、どのクラスもレッスンの進め方や振り付けが個 性的でした。マスターについて話をしたり、レアな映像を見た り筋トレを入れ込んだりなど、様々な視点からタップをやる上 で必要な事をそれぞれレッスンに取り入れていて、勉強になる ことばかりでした。
レッスン初日と最終日を除く6日間は、毎日休憩なしで長時間 踊りっぱなしと、体力的には勿論、頭のフル回転状態を長時間 保つ事に必死でした。とにかくレッスンの進むスピードが早い ので振りを覚えるだけで精一杯でしたし、振りが分かっても足 が間に合わなかったり体力が続かなかったりする事もあり、悔 しい思いもしました。今後の課題です。
講師の方々の音はとにかくクリアで、間近で沢山聞く事が出来 ただけでも貴重な体験でした。踊り方、体の使い方なども、そ れぞれスタイルは違っても見ていて勉強になることばかりでし た。また、世界中で活躍されている方達なのに、どの講師の方 もとても気さくに接してくれて改めて尊敬しました。街中で偶 然、講師の方と会った事が何回かあったのですが、まだコース が始まる前にも関わらず、覚えていてくれて声をかけてくれた ことがあり、その時は感動しました。
ショーもとても豪華な内 容で素晴らしかったです。舞台と客席の距離が近く、間近で見 る事が出来てかなり贅沢でした。内容は物凄いのですが全体的 にアットホームで温かい雰囲気でした。
シカゴで学んだ事・感じた事をこれから日本でしっかり消化 して、自分が出来る小さな事から少しずつ形にしていこうと思 っています。出発の直前まで細やかな手配をして下さったみす み先生、BASEMENTさん、シカゴタップフェスの講師・スタッフ の方々、スポンサーの皆様、アドバイスをくれたサポーターの 皆様、現地で助けてくれた日本人タップダンサー達、その他協 力して下さった全ての方に感謝申し上げます。ありがとうござ いました。
シカゴでの2週間はとても充実していました。
1週目のレッスン の中で、友達もたくさん出来ました。その友達と、休みがあっ た日にストリートのタップを見に行きました。最初、ストリー トという中でどうやって何時間も踊っていくのかとても興味が ありました。クラリネットとタップを合わせたショーでとても かっこよかったです。最後の方には、僕もストリートに参加さ せてもらいました。貴重な体験が出来て本当に嬉しかったです 。他にもサックス、ドラム、トランペットなども見ました。
建 築美もすごく、なんて魅力がある街なのだろうと思いました。
2週目からは、急にレッスン量が多くなり脚が悲鳴をあげてい ました。しかし、一日ごとに慣れていき少しずつ疲れを感じな くなっていきました。進めるペースがものすごく速かったり、リズムが難しかったり、肉体的にきつかったりと色々なスタイ ルのタップダンサー達のレッスンは、難しかったがとても楽し かったです。 2週間で、技術、精神面、タップの考え方が変わったと思いま す。サポートをしてくれた皆さんに本当に感謝です。ありがとうございました。
奨学生の感想 (Los Angeles)
いろいろな刺激を受けた中で、心に焼きついたものの一つはOpus #1 を学んだことだ。Opus #1のクラスは4日間連続で取るクラスだ。
ハロルドは足が悪いので、Sarah Reichがステップを教え てくれた。
ハロルドはくせのある少しハスキーな強い口調でい つもOpus#1の歴史について語ってくれた。きまっていつもクラ スが終わる直前。みんなでハロルドを囲むように座って彼の話 を聞いた。「世界中から様々な人が一緒に踊るということが、Opus#1 の本来の意味。OpusのOは世界のO。(世界は丸いから)。そし て平和を意味しているんだ。いろいろな人が歌って、好きな服 を着て、それぞれ違うものを持ち込んで、世界の中の一つになる。それがとても"素晴らしい"ことである。(Haroldは日本 語でスバラシィーとおっしゃってくださいました笑)。そして 、自分の踊りを見つけなさい。ひとりひとりが違って素晴らしいのだから。そしてその音楽の一つになりなさい。音楽は感動 を与えてくれるのだから。」そしてその話を聞いたあとで見たHarold のパフォーマンス。Mr. Bojangles 。あまり動かない足で、訴えるように歌う、踊る、体全体で観客に訴えるHarold。 私はまだ、彼が言っている意味のひとかけらも理解していない 気になった。Haroldを通して、私はタップとは"古い"ものと "新しい"ものが共存することは可能で、お互いがお互いを尊 重しあえること。共存はただパッチワークのように切り取り貼 り付けではなく、ちゃんと珈琲とミルクがラテになるように混 ざりあえること。そういう方法を自分の中で探していくことの ような気がした。そしてHaroldを支えるSarahとのパートナー シップはとても素晴らしくて、それもBe part of the world, "O"なのだと思った。
みすみさん、ベースメントさん、送り 出してくれたサポーターの皆様、ありがとうございました。
今回のLA TAP FESTIVALでは奨学生として毎日5クラスのレッス ンを受けさせていただきました。
その他にも、JAM SESSIONやSTUDENT SHOWCASE、HISTORYを学ぶ クラスにも参加しました。
私と同年代の素晴らしいタップダンサーがたくさんいて、かな りの刺激を受けました。
覚えるのも早いし、足もよく動く人ばかり。 私も負けてられない!と思って必死に練習しました。
誰も自分のことを知らない環境だったからこそ、がむしゃらに なって頑張れた気がします。
自分がタップを始めたばかりの頃の気持ちを思い出しました。
HISTORYのクラスでは尊敬するDianne WalkerやHarold Cromer から直接タップの歴史を聞くことが出来ました。
普段見ることのできないような映像も見ることができて感激! ! STUDENT SHOWCASEではみんなでスリラーを踊りました。
一緒に練習している時間は本当に楽しかったです。
本番はみんな衣装もメイクもゾンビみたいで、かなりの迫力で した。笑 クラスのみんなとあのステージに立てたことは一生忘れられな い良い思い出です。
英語は喋れなかったけど、みんなが本当に暖かく迎えてくれた ので、最高に楽しい1週間を過ごすことができました。
今回のLAでの経験を活かし、今まで以上に頑張っていきたいと 思います。
この素晴らしい機会を与えてくださったみすみ先生、BASEMENT 藤井さん、サポーターの皆様、心から感謝しています。 本当にありがとうございました。
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