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みすみ"Smilie"ゆきこ
今年は5年ぶりに仕事抜きで1生徒として渡米しました。
シカゴタップフェスティバルの第1週目のみの参加でしたが、生徒に徹せるというのは、本当に幸せな気分で、昔に返った気 持ちで穏やかなでもありポジティブな気持ちになれました。やはり教えやショーがあると、体調管理に気を使って思う存分受講できなかったり、講師として参加していると最後列で受けな いとならなかったりするので、集中して学べなのです。 そして、特に今年はシカゴフェス20周年ということもあり、スカラ発足のきっかけとなり大変お世話になってるレーン・ア レキサンダー氏にも「おめでとう!」を言えてよかったです。
成田で奨学生2人と合流し、たまたま同じ飛行機になったCOCORO さんとも出発ゲートで合流。
シカゴ空港ではNYから来たくりまきこさんとも合流し、5人 でダウンタウンに向かいました。
翌日からは1クラス2時間のレジデンシー(同じメンバーで5日 間レッスン)。 奨学生の2人は4つのクラス全てをとってがんばっていました 。
懐かしい仲間との再会、そしてダイアンとの再会。 夜はダイアンと観光したり、食事したりとても楽しい日々をす ごせました。
私は1週目だけで帰国しなければならなかったのですが、皆は2週目も残り、充実した日々を送ったようです。
マスターがいなくなったフェスは、少し感じが違いますが、それでもその精神は受け継がれてると思いました。
LAタップフェスティバルの時期は、私はちょうど香港の仕事だ ったので、今年も同行できませんでした。その上、今年はレナちゃん1人だったので、とても心配でした。とりあえず空港へ の行き帰りの送迎だけでも確保し、後は色々な人に彼女をお願 いをしました。レナちゃんの勇気は、タップを学びたいという 情熱以外も何者でもありません。素晴らしいと思いました。
若い人たちが色々なことを感じてくれるといいな~っていつも 思います。 そして日本に良いものだけを持ち帰って貢献してほしいと思い ます。
奨学生の感想 (Chicago)
シカゴでの2週間は、とても刺激的な毎日でした。
2週目の夜には、毎日のようにショーがあり、すべて見に行き ました。
レッスンも時間が重なったりするもの以外は、できるだけすべ て受けました。
初めての海外のタップレッスンで、日本で受けるWSとは雰囲気 もレベルも違うものがあり、始めはレッスンに慣れる事、ついて行く事に必死でした。
いろんな先生がいて、いろんなレッスンがあって、いろんなタ ップがあって、世界中から生徒があつまって、レッスン場所も ミシガン湖を見渡せる所ですごく広くて、この環境に自分がいてる事が幸せでした。
教わった先生方のレッスンは、すべて印象的だったんですけど 、僕が一番影響を受けたのは、Dianne Walkerです。
タップマスター"レオンコリンズ"の振りを教わったんですけ ど、ステップが難しいとかではなく、リズムのとり方、身体の 使い方、ダンスの踊り方…。
教わっていって全然できなくて、自分は本当にタップはまだまだなんだ、と痛感しました。
毎レッスンついていけず、すごく悔しくて、ホテルに帰って復 習復習…、そしたらだんだんついていけるようになって、この感覚って初めてタップやりだした時の感覚とすごく似ていて楽しかったです。
自分の理想の踊りはまだまだ、でも、踊っていてすごい楽しい 。 こんな踊り、初めて教わりました。 Dianneの踊りは、とてもきれいで、音もきれいで、見入ってし まいます。2週目の夜のショー"JUBA"では、表彰され、ソロ も踊っていたんですけど、そこでの踊りがとても感動的でした 。
僕は英語がわからないんですけど、Dianneの踊りは伝わるもの があり、グッときました。
おしつけるものがないというか、言葉でどう表現したらいいか わからないですけど、本当に感動しました。自分も、もっと頑 張ります。
シカゴタップフェスは、本当に盛りだくさんで、この時間がも っと続いたらな…と思いました。
タップだけでなく、ガンブーツダンスやボディパーカッション のレッスンも受けました。
いろんなリズム、いろんなタップ、いろんなステップ たくさんの喜び、たくさんの悔しさ、たくさんの刺激 2週間とは思えないぐらい、ギッチリ詰まっています。本当に ありがとうございました。
みすみ先生、Lane Alexandarさん、サポーターの皆様、 現地でお世話になった、COCORO先生、まきこさん、スタッフの 皆さん、一緒に行ったあべひろし、 ありがとうございました。 この経験を生かせれるよう、もっともっと頑張ります!!
みなさん、こんにちは!つたない文章ですがレポートを書かせ ていただきます!!
最初の一週間は朝の10時から夜の9時まで、ほぼ缶づめ状態 。2週目も朝から晩までレッスンで夜はショーと盛り沢山。街並みも芸術性に富んでおり最高のロケーションでタップができ る素晴らしい環境でした。
本当に刺激的な毎日で、まず自分は海外のタップのレベルや質 の違いに、驚きました。日本ではやったことのないようなステ ップや技が多く、自分はすぐに躓いてしまいますが、むこうの 子供たちや多くの人は皆こなしていきます。多分レッスンの質 の違いや、身体の違いもあると思いますが、キャッチするスピ ードの違いを感じました。
このフェスティバルをきっかけに世界の水準を知れた事が自分 にとって良い経験になりました。世界のレベルがどういう方向 に向かっているのか、どんな若手がいるのか、そして自分はど の状態にあるのか…。タップの技術はもちろん、しっかりダン スする事や、エンターテイメント性、音楽性、想像力、また何 より大切な精神性など、磨いていかなければならない色んな課 題が見えてきました。いったい何処まで近づいていく事ができ るのか、日本に帰ってきて何ができるのか、ここからが勝負で す。
そして、感じた事で忘れてはいけないのは先人に対するリスペ クトです。言葉では表わすことができない事を学べました。本 場だから当たり前かもしれませんがしっかりとした授賞式もあ るのです。中でもダイアン・ウォーカーさんの受賞式は感動的 でした。話してる内容が理解できない事が本当に悔しかったで す。あちらではタップとゆう文化がしっかりと根付いており、 リスペクトを大切にしているのをしっかりと感じられました。
こうして、約二週間のシカゴタップフェスティバルは終わりま した。この二週間は自分の人生の中で大きな、大きな、かけがいのない財産になったと思います。日本のスカラシップステュ ーデントとしてシカゴに行かせて頂いた事を大切にします。 多くの援助とアドバイスしてくださった、みすみ先生、ベース メント、サポーターの皆さまには感謝の気持ちで一杯です。また、この二週間を共にしたショータ君、こころさんに、まきこさん、先生方、その他もろもろ関わった皆さまには大変お世話 になりました。この気持ちを忘れず、前に進んでいきます。本当にありがとうございました。
奨学生の感想 (Los Angeles)
私は今回2010年奨学生としてロサンゼルスへ学びに行った。
ロサンゼルスのスタジオの雰囲気はとてもアットホームで、本当に大きなファミリーの様だった。私は一人で行かなくてはいけなかったから、英語も喋れないし何もわからずに半泣き状態の自分を温かく仲間に迎えてくれた仲間や先生方にとても助けられた。
向こうへ行って一番感じた事は表現力がとても豊か だということだ。
Chloe Arnoldのクラスを受けた時、「踊って」とい うリクエストに全員が思うままに踊りだしたのには驚 いた。振りを貰った時も上半身や個人の表現をしっか りして踊っていて、私がタップダンスをする時に体全 体で魅せる事をしていない事に気付かされた。
皆のびのびとしていて、小さな子でも誰もが新しい 事にどんどんチャレンジしていく姿勢がとても気持ち よかった。
また今回のフェスティバルにいらっしゃり、ヒストリーのクラスでタップマスターの方々は長年伝えられてきた大切な事を今度は私達に沢山伝えてくれた。 色々な話をしていた中で彼らが揃って言った事は、ただ踏むだけではなくリズムやグル―ブを大事にするという事。Ivery Wheelerと話していた時に「タップダンサーは自分が音楽なんだ、自分が音楽になるんだよ」とお話ししてくれた事が深く印象に残っている。
そしてそれはステージに立つタップマスター達を見た事で実感した。 立っているだけでエンターテイナーになってしまい、技をこなさなくても最後まで飽きないステージにする彼らを生で見ることができた事に本当に感動した。
フェスティバルの最終日も終わり、先生や仲良くなった人達にお礼を言いに行く時には一人涙が止まらなかった。
沢山新しい経験をして感動を貰い、沢山悔しい思いもして、このLAでの滞在期間中にひとまわりもふたまわりも成長する事ができたと思う。それに今回の経験で新しい視野が出来た事によって逆に日本のタップダンスの良い所も見つける事ができた。
私の目標はスカラシップオーディションに受かりコンテストで優勝してくることだったのだが、残念ながら自分の力量不足で準決勝までしかいけなかった。
だから来年は自分で資金を貯めて、必ず優勝して帰ってくるという次の目標が出来た。
本当にこの機会に海外のタップシーンを見に行けて良かったと心から思っている。
チャンスを与えてくれたみすみさんやサポーターの方々、支えて下さった方にとても感謝しています。
この経験をバネにしてこれから更に 頑張ります!ありがとうございました。
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